スポーツカーコンプリートカタログ
HONDA CIVIC TYPE R (FD2)
ホンダ シビック タイプR(FD2)
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生産期間
2007~2011
1st
メイドインジャパンの4ドアタイプRが登場
それまで世界各国で共通のボディを採用していたシビックは、8代目以降、日・米・欧の3地域に向けて別のデザインが与えられることになった。2005年9月に登場した日本仕様はセダンのみとなり、実用車としての立ち位置を明確化。しかし6代目(EK型)から始まった走りの「タイプR」は、多大なるファンの期待に応えて今回も用意されることになった。新型タイプRが設定されたのは4ドアの日本仕様と3ドアの欧州仕様。つまりこの8代目シビックには2種類のタイプRが存在するが、ここでは2007年3月に登場した日本仕様のタイプR(型式はFD2)について述べる。
先代はイギリスのスウィンドン工場で生産されていたタイプRだが、4ドアのタイプRは正真正銘日本製。外観は、専用フロンバンパーや大型リヤスポイラーを採用するなど標準仕様から差別化されている。室内はブラック基調のスポーティな雰囲気でまとめられ、フロントには専用バケットシートを装着。一方リヤシートは2名乗車となる。また、VTECがハイカム側に切り替わった瞬間を伝えてくれるi-VTEC/REVインジケーター、エンジンスターターボタンを採用したのも3代目タイプRのトピック。4ドアになったとは言え、スポーツカー純度は歴代トップクラスだ。
心臓部に納められるのは、先代と同じく2.0L 4気筒DOHC「K20A」。吸排気効率の改善や圧縮比向上などにより、最高出力は先代から10ps高いの225psを発揮する。これに組み合わされるのはクロスレシオ化された6速MT。ボディは軽量化と高剛性化が図られ、インテグラ タイプR比で剛性がおよそ50%以上もアップ。足まわりは強化ダンパー&スプリング、大径スタビライザー、トルク感応型ヘリカルLSD、ブレンボ社製の17インチ径ブレーキローター&アルミ製対向4ポットキャリパー(フロント)、18インチのポテンザRE070とチューンドカー顔負けのアイテムが揃う。その後2015年10月、欧州仕様の9代目シビックをベースとした新型が登場し、「タイプR」は存続された。
GENERATION
6代目 (2022年~)
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英国生産から日本生産に切り替わった6代目タイプR。2.0L 直4ターボの最高出力は330psに達する。
5代目 (2017年~2021年)
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限定車からカタログモデルになった5代目。先代同様2.0L 直4ターボを搭載し、最高出力320psを発揮。
4代目 (2015年~2017年)
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英国で生産される4代目タイプR。エンジンはK20C型の2.0L 直4ターボを搭載し、310psを誇る。
3代目・欧州仕様 (2009年~2012年)
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欧州仕様のシビックをベースとしたもうひとつのタイプR。3ドアボディに201psの2.0L 直4を搭載。
3代目・日本仕様 (2007年~2011年)
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4ドアセダンのシビックがベースのタイプR。先代とは異なり日本生産。225psの2.0L 直4を搭載。
2代目 (2001年~2005年)
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英国工場での生産となった2代目タイプR。排気量は2.0Lに拡大され、最高出力215psを発揮する。
初代 (1997年~2000年)
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リッター当たり116psという高出力を誇る1.6L 直4エンジンを搭載。足まわりも専用設計となる。
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