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HONDA CIVIC TYPE R (FK8)

​ホンダ シビック タイプR(FK8)

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生産期間

2017~2021

1st

さらなるパフォーマンス向上を図った5代目

 2017年のジュネーブショーで5代目シビックタイプRが初公開された。4代目タイプRが日本で発表されたのは2015年10月だから、わずか1年半で新型が登場したことになる。日本では限定車だった先代に対し、新型はカタログモデルとして販売されることになった。生産は先代までと同様スウィンドン工場で行われ、日本に逆輸入される。
 新型タイプRのベースとなるのは10代目シビックだが、先代シビックは世界の各地域ごとに仕様が異なっていたのに対し、新型シビックは世界共通のデザインで統一されたグローバルカーとして設計された。今回はベース車開発の段階でタイプRを見据えたことで、タイプRはさらなるパフォーマンス向上を果たしている。まず目を引くのが、過激なエアロパーツで武装されたエクステリア。これにより空気抵抗を抑えつつ、強力なダウンフォースを発生。さらにボディのねじり剛性は38%増、およそ16kgの軽量化、低重心化により、安定感のある走りを実現する。
 エンジンは、先代に引き続き2.0L 直4 DOHCターボ「K20C」を搭載するが、最高出力は先代より10ps高い320psを発生。これはFFスポーツとしては世界トップクラスの数値。これに組み合わされるのは6速MTで、ローレシオ化、軽量シングルマス・フライホイールの採用で加速性能をさらに高めた。また、減速操作に合わせてエンジン回転数を合わせてくれるレブマッチシステムがホンダ車として初導入されたこともトピック。走行モードはバランスのよい「SPORT」、サーキット志向の「+R」に加え、街乗りでも使いやすい「COMFORT」が加わり快適性も重視。さらに安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備され、安全性が高められたこともポイントだろう。
 これらのさまざまな改良により、ニュルブルクリンク北コースでは7分43秒80と、FFスポーツでは最速タイム(2017年4 月時点)を実現した。ちなみにこれはかつてのNSX-Rよりも速く、クルマの進化の具合を伺える。

GENERATION

6代目 (2022年~)

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英国生産から日本生産に切り替わった6代目タイプR。2.0L 直4ターボの最高出力は330psに達する。

5代目 (2017年~2021年)

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限定車からカタログモデルになった5代目。先代同様2.0L 直4ターボを搭載し、最高出力320psを発揮。

4代目 (2015年~2017年)

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英国で生産される4代目タイプR。エンジンはK20C型の2.0L 直4ターボを搭載し、310psを誇る。

3代目・欧州仕様 (2009年~2012年)

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欧州仕様のシビックをベースとしたもうひとつのタイプR。3ドアボディに201psの2.0L 直4を搭載。

3代目・日本仕様 (2007年~2011年)

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4ドアセダンのシビックがベースのタイプR。先代とは異なり日本生産。225psの2.0L 直4を搭載。

2代目 (2001年~2005年)

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英国工場での生産となった2代目タイプR。排気量は2.0Lに拡大され、最高出力215psを発揮する。

初代 (1997年~2000年)

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リッター当たり116psという高出力を誇る1.6L 直4エンジンを搭載。足まわりも専用設計となる。

HISTORY

2017/7/27

フルモデルチェンジ

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5代目のシビック タイプRが登場。先代に対し、ねじり剛性を38%高めると同時に、ボディをおよそ16kg軽量化。さらに低重心化やトレッドの拡大などにより、走行安定性を高めた。エンジンは先代と同じく2.0L 直4ターボだが、最高出力は320psを発揮。ミッションは6速MTのみとなる。

2020/10/8

マイナーチェンジ

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フロントグリルの開口面積を拡大し、冷却性能を向上。また、フロントバンパースポイラーの形状変更などにより、ダウンフォースを減少させた。足まわりは2ピースフローティングディスクブレーキの採用、ダンパー制御などの調整により、ハンドリング性能と接地性が高められた。

2020/10/8

限定車「Limited Edition」

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フロントグリルの開口面積を拡大し、冷却性能を向上。また、フロントバンパースポイラーの形状変更などにより、ダウンフォースを減少させた。足まわりは2ピースフローティングディスクブレーキの採用、ダンパー制御などの調整により、ハンドリング性能と接地性が高められた。

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