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SUBARU IMPREZA WRX STI (GR/GV)

スバル インプレッサ WRX STI(GR/GV)

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生産期間

2007~2014

300ps超えで性能アップを果たした3代目

 2007年6月、インプレッサがフルモデルチェンジを受けて3代目となった。発売時のパワートレインは1.5L?2.0Lの水平対向4気筒と先代からキャリーオーバーされたものだが、プラットフォームは全面的にリニューアル。全車3ナンバーの5ドアハッチバックとなったのが大きなトピックだった。日本仕様のターボ車は「WRX」から「S-GT」へと名称が変更され、欧州Cセグメントのライバルにも劣らぬ高品質な走りを実現。そんなインプレッサに待望の「WRX STI」が追加されたのは同年10月のこと。5ドアボディをベースに、エッジを効かせたワイドなフェンダーを採用し、迫力あるスタイルに仕立てられた。マフラーはツイン・デュアルテールパイプを採用し、上質感と機能美を表現。インテリアは、ブラックとシルバーを基調とし、フロントにはアルカンターラ/レザー表皮のバケットシートを採用。メーカーオプションでレカロ社製バケットシートも選択できた。そのほか、「STI」ロゴ入りの本革巻きステアリング、3連式レッドルミネセントメーターを採用するなど、高性能スポーツモデルらしい内外装でまとめられた。
 パワートレインは、先代と同じくEJ20型の水平対向4気筒ターボを搭載し、最高出力は280psの自主規制を破って308psに達した。トランスミッションは自社開発の6速MTを組み合わせる。また、2009年2月には2.5L 水平対向4気筒ターボを搭載した「Aライン」も新登場。こちらは最高出力が300psに抑えられ、街乗りにも適したマイルドな味付けがなされた。フロントデフにはトルク感応型LSD、リアデフにはトルセンLSDを採用。ドライバーが任意で3つの走行特性を選べるSI-DRIVEも導入され、好みに応じた走りも可能に。さらにマルチモードDCCDやマルチモードVDCを採用し、ドライバーに合わせた走行モードを選べるのもトピック。サスペンションは、フロントが先代と同じくストラット式となるが、リヤにはインプレッサ初となるダブルウィッシュボーン式を採用し、タイヤの接地性が大幅に向上した。ブレーキはブレンボ社と共同開発された専用ベンチレーテッドディスクを前後に装着。標準タイヤには、245/40R18サイズのブリヂストンRE050Aが採用された。
 2009年2月には2.5Lターボの「WRX STI Aライン」、2009年7月には車体を軽量化した高性能モデル「WRX STI spec C」を追加してラインアップを拡充。2010年7月にはベース車の改良を受けて、WRX STIもマイナーチェンジが行われた。このタイミングでインプレッサ アネシスの車体をベースとした4ドアボディのWRX STIを追加設定。2011年にはベース車のインプレッサがフルモデルチェンジを受けたが、これ以降も「WRX STI」は継続販売された。2014年8月にはインプレッサとは独立した新シリーズ「WRX S4」と「WRX STI」が登場し、スポーツ系はこちらに統合されることになった。

GENERATION

2代目WRX (2021年~)

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2代目になったWRX S4。2.4L 水平対向4気筒ターボを搭載するが、WRX STIは設定されていない。

初代WRX STI (2014年~2019年)

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インプレッサから独立した新世代スポーツセダン「WRX」。標準モデルのS4と高性能なSTIを設定。

3代目 (2007年~2014年)

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英国で生産される4代目タイプR。エンジンはK20C型の2.0L 直4ターボを搭載し、310psを誇る。

2代目 (2000年~2007年)

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2代目インプレッサをベースとしたWRX STi。エンジン強度や剛性の向上に加え6速MTを採用した。

初代 (1994年~1999年)

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WRC参戦のために登場したインプレッサWRX。さらに性能を引き上げたのが「WRX STi」である。

HISTORY

2007/10/24

フルモデルチェンジ

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新型「WRX STI」が発売された。先代とは異なり、ベース車に合わせてハッチバックボディを持つのが特徴。エンジンは従来型と同じく2.0L 4気筒ターボを搭載し、最高出力は308psを発生する。前後にトルセンLSD、センターデフ差動制限を調整できるDCCDも従来通り与えられる。

2008/10/23

限定車「STI 20th ANNIVERSARY」

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STI創立20周年を記念した300台の限定車が登場。外観には、専用のマットブラック塗装を施したルーフスポイラー、STI製アンダースポイラーなどが外観の特徴。室内はレカロ社製バケットシートを装備。足まわりにはSTI製の倒立式ストラット、専用スプリングなどで強化される。

2009/2/24

一部改良/追加モデル「WRX STI A-Line」

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運転席8ウェイパワーシートの採用など、一部改良を実施。同時に新グレード「Aライン」が登場した。こちらには専用の2.5L 4気筒ターボと5速ATを組み合わせたラグジュアリーモデル。室内にはメーカーオプションで本革シートが選べるほか、クルーズコントロールを標準装備。

2009/7/23

追加モデル「WRX STI spec C」

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走行性能を高めた「スペックC」が追加された。ボールベアリングターボ、専用ECUを採用して最大トルクを向上。専用の前後サスペンション、機械式LSD(リヤデフ)の採用に加え、アルミ製フロントフード、軽量ガラスによる軽量化などを実施。18インチ仕様のみ900台限定となる。

2010/1/7

特別仕様車「WRX STI A-Line type S」

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「Aライン」をベースとした特別仕様車が発表された。インテリアにはアルカンターラと本革を組み合わせたバケットシートを装着するほか、レッドステッチ入りステアリング、フロアコンソールリッドなどを採用。外観は、ガンメタリック塗装の18インチアルミホイールが特徴となる。

2010/1/7

限定車「R205」

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STI製のコンプリートカー「R205」が登場。「スペックC」をベースに、専用ボールベアリングターボ、専用チューニングECU、低背圧スポーツマフラーを装着することで、最高出力は320psを発揮する。足まわりは専用設計となるほか、ブラック塗装のルーフスポイラーなどが特徴。

2010/7/1

マイナーチェンジ

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内外装デザインの変更と同時に、4ドアモデルが追加された。足まわりにおいては、フロントサスのロアアームを新設計としたほか、リヤサスのサブフレームブッシュの仕様変更を行い、応答性と路面追従性を向上。床下には大型アンダーカバーも配置され、空力性能も高められている。

2010/12/21

追加モデル「WRX STI spec C

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後期型5ドアモデルに「スペックC」が設定された。従来型と同じくボールベアリングターボ、専用ECUの採用により最大トルクを向上。フロントサスのエンジンマウント結合部とボディ取り付け部を強化し、ステアリングの応答性を高めた。装備仕様の見直しにより、軽量化も実現した。

2010/12/21

限定車「WRX STI tS」

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STIが手がける400台の限定車「tS」が登場。4ドア車をベースに、カーボンルーフ、アルミ製フロントフードを採用することで軽量化を実現。シャシーには、STIチューニングのサスペンション、フレキシブルタワーバー・フロントなどを特別装備。室内もSTI製パーツが盛り込まれる。

2011/11/24

限定車「S206」

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4ドア車をベースとした限定車「S206」が登場。専用のビルシュタイン社製ダンパー、STI製スプリング、フレキシブルタワーバーなどを装備。さらにピストンやコンロッドなどの重量バランスを最適化したほか、専用ECUやマフラーを装着することで、最高出力は320psに高められた。

2011/11/24

特別仕様車「WRX STI A-Line type S」

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後期型「Aライン」がベースの特別仕様車。エクステリアは、新デザインの18インチアルミホイール、大型リヤスポイラー(4ドア)を採用。インテリアは、アルカンターラのレカロ社製バケットシート(メーカーオプション)、フロアコンソールリッド、ドアアームレストを装備する。

2012/7/3

​一部改良

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新デザイン18インチホイールの採用や、その他装備内容の変更など一部改良を実施。また4ドア車にも「spec C」が設定され、こちらの17インチ仕様車ではリヤスポイラーが廃されて軽量化が図られた。またAライン系にスポーティ装備を充実させた「タイプSパッケージ」が追加された。

2013/7/2

限定車「WRX STI tS TYPE RA」

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「spec C」をベースとした300台の限定車が登場した。クイックステアリングギヤ(11:1)に加え、ブレンボ社製のフロントモノブロック・対向6ポットキャリパー、グルーブドディスクローターを採用。またカーボンリヤスポイラーを採用した「NBRチャレンジパッケージ」も設定する。

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