スポーツカーコンプリートカタログ
NISSAN FAIRLADY Z (Z34)
フェアレディZ(Z34)
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生産期間
2008~2021
打倒ポルシェを目指したリアルスポ ーツ
日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」は、2008年12月にフルモデルチェンジを受けて6代目(Z34)となった。一時期は生産が途絶えたこともあったが、初代からおよそ40年ものあいだ世界中のファンに支えられ続けてきたスポーツカーの最新型ゆえ、ファンからの期待値は非常に大きいものだった。新型は一見すると先代とよく似たフォルムだが、ホイールベースは100mm短縮された2550mmという値。これはもちろん運動性能の向上のためである。また矢尻のようなヘッドランプ形状やグラマラスなリヤまわりにより、先代以上にエモーショナルな印象を与えており、Zファンも納得のスタイルに仕上げられている。一時期はGTカーとしての性格が強まった時期があったが、新型は明らかにポルシェ ケイマンをライバルに見据え、よりピュアなスポーツカーに進化したと言っていい。
エンジンは、先代から排気量が0.2L拡大された3.7L V6DOHCを搭載。新たにバルブ作動角・リフト量連動可変システム「VVEL」を採用することで、最高出力は336psを発揮する。野性味溢れるそのフィールは、リアルスポーツとしての進化を感じさせるものに仕上がった。また、6速MTにはシフト操作時に回転数を自動制御する「シンクロレブコントロール」が備わったことも新機軸。またATは7速化されたこともトピックで、ダイレクト感のあるマニュアル操作が可能。ブレーキは、曙ブレーキ社製キャリパーの採用で、扱いやすさと高速走行時の安定性を両立している。
2009年6月にはNISMOが手掛けたコンプリートカー「バージョンNISMO」が登場。これは、専用設計した等長フルデュアルエキゾーストシステムの採用とコンピューターで最高出力355psを発生。ヤマハ社製ダンパーやボディ補強により、さらなるスポーツ性能を獲得している。さらに同年9月には2シーターオープンの「ロードスター」が選べるようになった。2012年にはマイナーチェンジで外観を一新。その後も改良が重ねられ、2021年にはフルモデルチェンジを受けて7代目(RZ34)となった。
GENERATION
7代目 (2022年~)
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先代モデルのプラットフォームを流用しつつ新しいボディになった7代目。新開発V6ターボを搭載する。
6代目 (2008年~2021年)
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ショートホイールベース化により運動性能を高めた6代目。排気量は3.7Lに拡大され、よりパワフルに。
3代目 (1983年~1989年)
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80年代を代表する3代目Z。直線基調のエクステリアや新世代V6エンジンを搭載し、性能を高めている。
2代目 (1978年~1983年)
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初代のデザインをよりモダン化させた2代目。豪華な内外装が特徴。エンジンは2.0L~2.8L直6を搭載。
5代目 (2002年~2008年)
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FMパッケージを採用し、FRスポーツカーとしての資質を高めた5代目。3.5L V6エンジンを搭載した。
4代目 (1989年~2000年)
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先代モデルから運動性能を高め、よりスポーツカーらしい走りを獲得。最高出力は280馬力を達成した。
初代 (1969年~1978年)
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ダットサンフェアレディの市場を受け継ぐスポーツカー。優雅なボディと高性能エンジンを搭載した。
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