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TOYOTA SUPRA ( A70 )

​トヨタ スープラ(A70)

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生産期間

1986~1993

1st

セリカXXからリアルスポーツへ進化

 セリカXXの後継モデルとして1986年に登場したのがスープラ(A70型)である。じつは北米では、セリカXXは「スープラ」として販売されてきたのだが、この世代以降は日本と北米が共通の車名を名乗ることになった。セリカXXはセリカの6気筒モデルとして誕生した豪華なGTカーであるが、スープラとして生まれ変わったA70型以降、高性能なスポーツクーペとしてのキャラクターにイメチェンしている。そんなスープラのライバルは日産 フェアレディZ。どちらも北米で人気の高いモデルで、ロングノーズ、ショートデッキの古典的スポーツカーのフォルムを持つ。
 エクステリアは、前身となったセリカXX(A60型)をモダン化させたデザインが特徴的。当時流行していたリトラクタブルヘッドライトも見どころで、フェアレディZと比べても存在感では負けていなかった。発売当初は5ナンバーサイズ(全幅1690mm)だったが、1987年の改良では輸出仕様の3ナンバー車(全幅1745mm)の「3.0GTターボリミテッド」が登場。その後もワイドボディが拡大導入され、次第にこちらがスープラの本流となっていく。ボディはクーペのほか、取り外し可能なルーフを採用するエアロトップを設定。カジュアル志向のユーザーへも訴求した。
 エンジンは全車に直列6気筒が搭載され、当初は2.0L SOHC、2.0L DOHC、2.0L DOHCターボ、3.0L DOHCターボと豊富なラインアップを誇っていた。とくに注目すべきは、3.0L DOHCターボの性能をさらに高めた「3.0GTターボA」という500台の限定車。こちらはグループA参戦を目的としたホモロゲ仕様で、最高出力は270psを発揮。さらに1990年には3.0L DOHCターボに代えて、2.5L 直6DOHCツインターボ(1JZ-GTE)が登場し、最高出力はついに280psを達成した。こちらはビルシュタイン社製ダンパーやトルセンLSDが与えられ、リアルスポーツとして進化を遂げている。そして1993年、さらに戦闘力を高めた2代目モデルが登場し、初代スープラは生産を終えた。

GENERATION

3代目 (2021年~2026年)

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生産終了から20年近くの時を経て復活。BMW Z4とメカニズムを共有するが、こちらはよりハードコア。

2代目 (1993年~2002年)

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グラマラスなデザインとなった2代目スープラ。3.0L 直6ターボを搭載しリアルスポーツとして名高い。

初代 (1986年~1993年)

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セリカXXの後継車は、輸出仕様と同じくスープラの名称が与えられた。スポーツカーらしい走りを体現。

2代目セリカXX (1981年~1986年)

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2代目セリカXXはよりスポーティな内外装と走りを獲得。リトラクタブルヘッドライトを採用した。

初代セリカXX  (1986年~1993年)

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​セリカの6気筒バージョンとして発売された上級GTカー。高い動力性能と快適な走りを両立した。

HISTORY

1986/2/6

スープラを発売

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新世代スポーツクーペ「スープラ」が登場した。2000GT以来となる四輪ダブルウィッシュボーンサスに加え、高剛性ボディやサブフレームの採用など走行性能にこだわった。当初用意されたエンジンは2.0L 直6SOHC、同DOHC、同DOHCターボ、そして3.0L 直6DOHCターボの4機種。

1986/6/20

追加モデル「エアロトップ」

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2.0L 直6SOHC搭載車を除く全モデルに、エアロトップ仕様が選べるようになった。これは車体の天井部分を脱着可能とし、取り外したルーフをリヤデッキルームに格納できるタイプ。オープン化に伴いボディ剛性の各部も強化された。オープンエアモータリングが楽しめるクルマである。

1987/1/6

一部改良/追加モデル「3.0GTターボリミテッド」

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新グレード「3.0GTターボリミテッド」が登場。これはフェンダーパネルとリヤクォーターパネルを大型化したワイドボディを採用するのが特徴で、新開発5速MTや新形状アルミホイールも与えられる。また2.0L 直6DOHC搭載車「2.0GT」のエンジンが改良され、中低速トルクを高めた。

1988/8/2

マイナーチェンジ

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3.0L 直6ターボ車にワイドボディが与えられたほか、フロントバンパー、新デザインのリヤコンビランプ、大型リヤスポイラーを採用するなど外観を大幅にリニューアル。ターボ車は無鉛プレミアム仕様になり、各種エンジンの性能も向上。また2.0Lの「1G-FE」エンジンも新設定。

1989/8/1

一部改良

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3.0L 直6ターボ車に価格を抑えた「3.0GTターボS」が設定されたほか、「2.0GTツインターボ」にワイドボディ仕様が追加された。またシリーズ全体として、3ナンバー車にオートエアコンが標準装備され、外装色には「ブルーイッシュグレーメタリック」など3色が新設定された。

1990/8/9

マイナーチェンジ

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従来の3.0Lターボ「7M-GTE」に代えて、新世代2.5L 直6ツインターボ「1JZ-GTE」搭載車が設定された。セラミック製タービンを採用して小型軽量化した結果、最高出力は280psを発揮。また、ビルシュタイン社製ダンパー、トルセンLSDがグレードに応じて選べるようになった。

1991/8/1

一部改良

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ボディカラーに「スーパーレッドII」など3つの新色を設定し、全7色構成とした。室内は、グレー系内装色のシートがダーク調に変更されたほか、「スープラ・スーパーライブサウンドシステム」をオプション設定。またオートエアコン、リヤ3点式シートベルトが全車に標準装備された。

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