プレミアムスポーツカー

ブランドを代表する高性能リアルスポーツ
公道だけでなくレースフィールドでも通用する実力を持ち、ここ最近もっとも活気のあるジャンルがプレミアムスポーツカーだ。広義ではこれらも含めて「スーパーカー」と呼ばれることもあるが、最高出力はおよそ450ps~700ps、価格帯は1000万円~2500万円程度と、本格的なスーパースポーツカーと比べるとやや下のクラスに位置するので、このサイトでは区別している。エンジンは8気筒が主流だが、R8やウラカンに代表される10気筒、さらに最近は6気筒+過給器またはモーターなど、その成り立ちはメーカーによってさまざま。歴史を辿ると、このカテゴリの原点はポルシェ911とフェラーリ308だが、北米市場ではシボレー コルベットが独自の進化を遂げてきた。しかし90年代以降はホンダ NSXなどの国産車、さらにメルセデス、アストンマーティン、マクラーレンなど多くのメーカーが参入し、今では群雄割拠の激戦カテゴリとなっている。一方モータースポーツの世界では、これらをベースとした「FIA GT3」規格のマシンが増加傾向にあり、非ワークスチームでも購入可能なため注目されている。価格は高いものの、スーパースポーツと比べたら現実的な価格で入手可能なクラスであることも人気の秘密かもしれない。