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HONDA INTEGRA TYPE R ( DC2 )

​ホンダ インテグラ タイプR(DC2)

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生産期間

1995~2001

1st

NSXに続くタイプRの第二弾

 1992年に誕生したNSX タイプRに続くシリーズ第2弾は、1995年8月に登場したインテグラ タイプRである。60年代のSシリーズ以降、ホンダはシビックのような乗用車派生のFFスポーティカーを除けば、本格スポーツと呼ぶに値するモデルに恵まれなかった。しかし、その後訪れる国産スポーツカーブームに歩を合わせるかのように、90年代に入ると数々の魅力あるモデルを送り出している。インテグラ タイプRはその代表であり、4ドアハードトップ/3ドアクーペのインテグラに、高回転型エンジンとサーキットでも通用するハードな足まわりを与えたFFスポーツだ。
 具体的には、心臓部に専用開発の1.8L 直4DOHC「B18C」を搭載する。高圧縮比、フリクションの低減などさまざまな手を加えることで最高出力200psを発揮。自然吸気エンジンとして世界最高峰のリッター当たり111psを実現している。トランスミッションは5速MTのみで、トルク感応式ヘリカルLSDを採用。サスペンションはハードに固められ、パフォーマンスロッドを追加することでボディ剛性も強化。これに加え、クイックなステアリングギヤレシオ、ポテンザRE010の装着などにより、FFとしては例を見ないほどシャープなハンドリングを実現している。
 エクステリアは、専用デザインのフロントチンスポイラー、リヤスポイラー、軽量アルミホイールの装着が特徴的。インテリアは小径MOMO社製皮巻きステアリング、チタン製シフトノブ、専用メーター、レカロ社製バケットシートが装着され、ノーマルのままでもスポーツドライビングが楽しめる仕立てがなされている。
 1998年にはマイナーチェンジが行われ、等長エキゾーストマニホールドの採用やブレーキ径の拡大により、走りの性能がさらに強化された。同時に外観は、リヤバンパー形状やホイールデザインが変更を受けている。FFスポーツの礎を築いたインテグラ タイプRは、2001年7月、フルモデルチェンジで2代目に進化したのだった。

GENERATION

2代目 (2001年~2006年)

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2001年にフルモデルチェンジを受けた2代目。排気量は2.0Lに増大され、最高出力は220psに向上。

初代 (1995年~2001年)

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NSXに続く「タイプR」の第2弾。高回転型の1.8L 直4エンジンを搭載し、最高出力は200psを誇る。

HISTORY

1995/8/24

ニューモデル「インテグラ タイプR」

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インテグラのマイナーチェンジを機に、走りの性能を大幅に高めたスポーツモデル「タイプR」が登場。エンジンは200psを発揮する専用の1.8L 直4DOHCを搭載。インテリアにはレカロ社製バケットシート、MOMO社製皮巻ステアリング、チタン製シフトノブなどの装備が与えられる。

1996/9/19

一部改良

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インテグラシリーズ全体が一部改良を受けた。「タイプR」における変更点は、運転席&助手席用SRSエアバッグシステム、ABSのメーカーオプション価格が引き下げられたこと。今回はエンジンやメカニズムにおける変更点はなく、ラインアップも従来どおり3ドア/4ドアが設定される。

1998/1/29

マイナーチェンジ

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改良型「B18C 98 spec.R」を搭載。完全等長の「ステンレス4in1エキゾーストマニホールド」を採用することで中速域のトルクアップを図ると同時に、ファイナルギヤレシオも変更された。またブレーキ径の拡大や新設計5穴16インチホイールの採用など、足まわりも改良された。

1998/1/29

追加モデル「タイプR X」

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CDプレーヤー付きオーディオ、キーレスエントリーシステム、ボディ同色電動格納式リモコンドアミラーなどの快適装備を充実させた新グレード「タイプR・X」が登場。インテリアには専用色カーボン調センターパネルやプライバシーガラスが与えられ、クルマとしての質感を高めている。

GARALLY

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