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NISSAN FAIRLADY Z ( Z34 )

日産 フェアレディZ(Z34)

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生産期間

2008~2022

1st

走りに磨きをかけた6代目のZ

 日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」は、2008年12月にフルモデルチェンジを受けて6代目(Z34)となった。一時期は生産が途絶えたこともあったが、初代からおよそ40年ものあいだ世界中のファンに支えられ続けてきたスポーツカーの最新型ゆえ、ファンからの期待値は非常に大きいものだった。新型は一見すると先代とよく似たフォルムだが、ホイールベースは100mm短縮された2550mmという値。これはもちろん運動性能の向上のためである。また矢尻のようなヘッドランプ形状やグラマラスなリヤまわりにより、先代以上にエモーショナルな印象を与えており、Zファンも納得のスタイルに仕上げられている。一時期はGTカーとしての性格が強まった時期があったが、新型は明らかにポルシェ ケイマンをライバルに見据え、よりピュアなスポーツカーに進化したと言っていい。
 エンジンは、先代から排気量が0.2L拡大された3.7L V6DOHCを搭載。新たにバルブ作動角・リフト量連動可変システム「VVEL」を採用することで、最高出力は336psを発揮する。野性味溢れるそのフィールは、リアルスポーツとしての進化を感じさせるものに仕上がった。また、6速MTにはシフト操作時に回転数を自動制御する「シンクロレブコントロール」が備わったことも新機軸。ATは7速化されたこともトピックで、ダイレクト感のあるマニュアル操作が可能。ブレーキは、曙ブレーキ社製キャリパーの採用で、扱いやすさと高速走行時の安定性を両立している。
 2009年6月にはNISMOが手掛けたコンプリートカー「バージョンNISMO」が登場。これは、専用設計した等長フルデュアルエキゾーストシステムの採用とコンピューターで最高出力355psを発生。ヤマハ社製ダンパーやボディ補強により、さらなるスポーツ性能を獲得している。さらに同年9月には2シーターオープンの「ロードスター」が選べるようになった。2012年にはマイナーチェンジで外観を一新。NISMO仕様とともに、いまでも進化を続けている。

GENERATION

7代目 (2022年~)

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2022年に登場した7代目は、3.0L V6ツインターボを搭載。初代を彷彿とさせるエクステリアも特徴。

3代目 (1983年~1989年)

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1983年に登場した3代目。直線基調のデザインが特徴で、当初エンジンは2.0L V6〜3.0L V6を設定。

6代目 (2008年~2022年)

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2008年に登場した6代目。先代よりもホイールベースを短縮し運動性能を向上。3.7L V6を搭載する。

5代目 (2002年~2008年)

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生産終了から2年のブランクを空けて登場した5代目。2シーターのみの設定となり、3.5L V6を搭載。

2代目 (1993年~2002年)

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グラマラスなデザインとなった2代目スープラ。3.0L 直6ターボを搭載しリアルスポーツとして名高い。

初代 (1986年~1993年)

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セリカXXの後継車は、輸出仕様と同じくスープラの名称が与えられた。スポーツカーらしい走りを体現。

4代目 (1989年〜2000年)

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1989年登場の4代目はスポーツカーらしい走りを身につけた。3.0L V6の自然吸気とターボを設定する。

HISTORY

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1986.02

ニューモデル

新世代スポーツクーペ「スープラ」が登場した。2000GT以来となる四輪ダブルウィッシュボーンサスに加え、高剛性ボディやサブフレームの採用など走行性能にこだわった。当初用意されたエンジンは2.0L 直6SOHC、同DOHC、同DOHCターボ、そして3.0L 直6DOHCターボの4機種。

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1987.01

一部改良/追加モデル

新グレード「3.0GTターボリミテッド」が登場。これはフェンダーパネルとリヤクォーターパネルを大型化したワイドボディを採用するのが特徴で、新開発5速MTや新形状アルミホイールも与えられる。また2.0L 直6DOHC搭載車「2.0GT」のエンジンが改良され、中低速トルクを高めた。

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1988.08

追加モデル「3.0GT Turbo A」

「3.0GTターボ」をベースとした500台の限定車。コンプレッサーやタービン容量の拡大などにより、最高出力は270psを達成。スプリングやダンパー減衰力の変更、前後スタビライザー径の拡大などにより、足まわりが強化された。またエアインレットを追加したフロントまわりも特徴。

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1990.08

マイナーチェンジ

従来の3.0Lターボ「7M-GTE」に代えて、新世代2.5L 直6ツインターボ「1JZ-GTE」搭載車が設定された。セラミック製タービンを採用して小型軽量化した結果、最高出力は280psを発揮。また、ビルシュタイン社製ダンパー、トルセンLSDがグレードに応じて選べるようになった。

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1986.06

追加モデル「Aerotop」

2.0L 直6SOHC搭載車を除く全モデルに、エアロトップ仕様が選べるようになった。これは車体の天井部分を脱着可能とし、取り外したルーフをリヤデッキルームに格納できるタイプ。オープン化に伴いボディ剛性の各部も強化された。オープンエアモータリングが楽しめるクルマである。

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1988.08

マイナーチェンジ

3.0L 直6ターボ車にワイドボディが与えられたほか、フロントバンパー、新デザインのリヤコンビランプ、大型リヤスポイラーを採用するなど外観を大幅にリニューアル。ターボ車は無鉛プレミアム仕様になり、各種エンジンの性能も向上。また2.0Lの「1G-FE」エンジンも新設定。

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1989.08

​一部改良

3.0L 直6ターボ車に価格を抑えた「3.0GTターボS」が設定されたほか、「2.0GTツインターボ」にワイドボディ仕様が追加された。またシリーズ全体として、3ナンバー車にオートエアコンが標準装備され、外装色には「ブルーイッシュグレーメタリック」など3色が新設定された。

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1991.08

​一部改良

ボディカラーに「スーパーレッドII」など3つの新色を設定し、全7色構成とした。室内は、グレー系内装色のシートがダーク調に変更されたほか、「スープラ・スーパーライブサウンドシステム」をオプション設定。またオートエアコン、リヤ3点式シートベルトが全車に標準装備された。

GARALLY

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